BehaVR社は、実績のある科学を、実体感があり人の心をひきつけるXR技術(*) に置き換え、メンタルヘルス分野での治療に役立てることに取り組んでいる会社です。不安や痛みといった悩みごとから回復する力を備え、それらに苛まれることから人々が解放される社会の実現をミッションに掲げています。
*注:XR技術は、VR(Virtual Reality仮想現実)、AR(Augmented Reality拡張現実)、MR(Mixed Reality複合現実)の総称。VRは、コンピュータが生成した仮想的な空間をあたかも実世界であるかのように体感することができる技術。

BehaVR社は2016年に米国ケンタッキー州ルイビル市郊外で設立されました。その後、全米各地から有能な人材を集め多角的なメンバー構成へと拡大し、現在はテネシー州ナッシュビル市を拠点にしています。同社は、これまでに、妊産婦のメンタルヘルス、不安症状のケア、ストレスマネジメント、疼痛のマネジメント、薬物中毒ケアをターゲットとするVRソシューションを開発し販売しています。これらは、マインドフルネス、メタ認知を促す没入感、不安原因への暴露による恐怖反応の低減、疾患学習といった確立されたメカニズムをベースにして開発されました。

臨床に関する専門知識とゲームデザインを上手に融合させ、感動体験と持続性のある結果を提供することが、BehaVR社のユニークなアプローチです。VRは装着した人を没入感に引き込む圧倒的な力を備えています。そのため、現実世界やスマートフォンでは体感が難しい治療体験を提供できる可能性を秘めています。また、BehaVR社独自の高度なシステムプラットフォーム構成により、ユーザーがダイナミックなプログラムを体験でき、医療提供者による管理のもと、患者と医師のエンゲージメント向上に寄与すると期待されます。

当社は、BehaVR社との提携により、メンタルヘルスに役立つウェルネスグレードのVRプログラムと、社交不安障害、全般不安障害、大うつ性障害を対象とするVRデジタルセラピューティクスの開発に取り組んでいます。

BehaVR社ウェブサイトは、こちらをご覧ください。BehaVR社との提携に関するプレスリリースは、こちらをご覧ください。

お問い合わせ

  • 日本(東京)

    〒103-6012
    東京都中央区日本橋2-7-1
    東京日本橋タワー
    総合受付:7階
    住友ファーマ株式会社
    フロンティア事業推進室

  • 米国(ケンブリッジ)

    Sumitomo Pharma America, Inc.
    フロンティア事業